江戸時代に未開地を開墾し、地域発展に貢献したと言われている岡田嘉右衛門にちなんで嘉右衛門町と名づけられ、西に巴波川（うずまがわ）が流れ、地区中央には川と並行して南北に抜ける日光例幣使街道があります。通り沿いには見世蔵や土蔵など、江戸末期から昭和前期頃にかけての数多くの伝統的な建造物が残っており、レトロな街並みはどこか懐かしさを感じます。
この景観が評価され、平成24年に栃木県では初めての国選定重要伝統的建造物群保存地区となりました。面積約9.6ha、地区内には文化財として保存する見世蔵等の伝統的建造物が92棟、門や壁等の伝統的建造物が36件、歴史的風致を維持するための庭園灯の環境物件が5件指定されています。